和歌の栞

五七五七五七五七五七七の和歌を詠みます

山茶花の 花びら伏して 春を待つなり

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音もなく

はらりと落ちる 山茶花の

白い花びら 冬の花

花びら伏して きき耳を

立てて静かに 待つ音は

やがて近づく

春の訪れ

 

ー茂乃音ー