和歌の栞

五七五七五七五七五七七の和歌を詠みます

2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ひとひらよひら

ひとひらよひら 花開く よひらの花の 花びらよ ひとひら雨の 音しずく ふたひら花の 歌しずく みひら木陰の 風しずく よひら重ねて 恋のしずくよ ー茂乃音ー

よひらの雫

よひらの雫 雨上がり よひらの花に 雨しずく 触れれば落ちる 雨の玉 花びら風に 揺れるたび 踊る雫の 雨踊り 色づく花と 踊る水玉 ー茂乃音ー

手毬花房

手毬花房 夏の日の 日差しを避けて 歩ければ 日陰小道の 紫陽花の 揺れる花房 手毬花 風に吹かれて 手招くは 夏の小道よ 風の小路よ ー茂乃音ー

水辺の連歌

水辺の連歌 夏の風 水辺に流れ 葉を揺らし 奏でる音は 風に乗り 水面に響き さざ波を 立てて奏でる 合わせ歌 夏音さらら 耳を澄ませば ー茂乃音ー