和歌の栞

五七五七五七五七五七七の和歌を詠みます

冬の栞 十三頁

雨雲割れて

さめざめと

 

冬の長雨 さむざむと

 

落ちる涙に 寂しさを

 

流して空は 開けてゆく

 

開けた空から 降り注ぐ

 

天の恵みに

 

涙拭いて

 

ー茂乃音ー