和歌の栞

五七五七五七五七五七七の和歌を詠みます

冬の栞 十五頁

木枯らしいつか

木枯らしは

 

冬の旅路を 駆け足で

 

北へ北へと 駆け巡る

 

行き着く先は 果てしなく

 

空の彼方を 果てもなく

 

いつか来た道

 

いつか見た空

 

ー茂乃音ー